今日は、かな漢字では、どれくらいの小さい文字なら刺繍できるか見ていきます。
※1番左が、刺繍データです。
ご覧の通り、ひらがなは形になっていますが、漢字は潰れてしまいます。
5mm以下では、漢字は厳しいです。
曇 など複雑な漢字は、しっかり潰れています。
ちなみに 曇は、どのくらいになったら、きれいに刺繍できるかと言いますと、
大きさは、12mmとなりました。
普通の漢字ですと、8mmくらいとなります。
今回は、5mm以下の英字の銀糸についてです。
金銀糸はと普通のレーヨン糸では構造が違います。
金銀糸は、普通の糸にくらべ、下記の写真のように、刺繍が出ずらいです。
銀糸は、赤にくらべ、形がぼやけて見えます。
このように金銀糸は、普通の糸に比べると、刺繍がですらいですのです。
デザインをきれいに仕上げたい場合は、普通糸をおススメしています。
次回は、かな漢字文字について、見てみます。
先回は、5mm以下の文字について、ツイル生地を見てみましたが、
エンブクロスとフェルトはどうなるでしょう?
合わせて、刺繍をする前の文字のデータ図もご覧ください。
生地によって、文字の出方は、変わります。
5mmですと、生地の目や、厚さなどの影響で、字の太さなど差はでますが、
文字としての形の差はあまりありません。
※太さは、修正で変えることができます。
4mm以下になりますと、差がでてきます。
上の刺繍は、赤ですが、次回は、金銀糸の出方について、見てみます。
お客様からデザインを頂きますと、英字で5mm以下になる文字がよくあります。
(たまに2mm以下というのもあります(^_^;))
刺繍は、均一でない生地の上に刺繍していくのですから、歪みがでます。
歪みがで極力ないよう、何回も、何十回も試縫いします。
ある程度大きさがあると、歪みを修正できますが、小さいものは、刺繍すらできないものもあります。
ワッペンの英字で言いますと、ごく単純な英字ですと、5mmで形にできますが、3mmでは、字として読める程度です。
(花文字では、5mmでも厳しいです)
※リストバンドでは、収縮するので、5mm以下は、お手上げ状態です。
皆さんがご覧になっているブラウザのサイズで変わると思いますが
ツイル生地に、当店刺繍書体の英字(単純でない、修正してない)を刺繍したものです。
左は、拡大したもの、右は、実寸サイズくらい?です。
いかがですか?
皆さんにとって、どの程度が許容範囲ですか?