ジャガード刺繍機の続きです。
先ず柄を読ませるためにパンチカードをセットします。
何10メートルにもなるカードを
糸巻き車みたいなのにグルグル巻き付け、
エンドレスにするため両端をボンドでくっつけて、輪っか状にします。
くっつけた部分が柄のスタート、エンドになります。
ストップセンサーに読み込ませるため、
アルミホイールを両面テープで止めていきます(確か銀テープと呼んでおりました)
これでセット完了です。
ふぅ〜今思い返すだけでも大変な作業でした。
さて続いて試し縫いに入ります。
柄のうち忘れやいびつなところは無いかチェックしながら進めます。
その間色替えがあれば、ストップさせる為さっきの銀テープをつけていきます。
こんな恐ろしく時間のかかる作業なので、少々のことは目をつむりますが、
刺繍漏れがあったら悲惨です。こんな時の為にゼロデータを柄の途中に何箇所か入れておくんですが、
刺繍漏れが含まれるゼロデータ間全てやり直しになります。
現在型作りしている平林さんは、「ちょっと線が細かったな〜」とか
「この顔可愛くな〜い」などといっては何度も何度もやり直しています。
因みに平林さんは、ジャガードを触ったことがありません。
三好